taka34kun’s diary

原因不明の低酸素脳症になった息子

4月17日(水)気管切開手術

4月17日(水)気管切開手術当日

taka34の身体が安定しない場合を除いて手術は行われる。

前回、PCPSの離脱の際は、血圧が安定しない事から医師から

生涯この状態だと思われる。と言われ、想像すれば、それは

救急医療から離脱が出来ない事になり、未来の可能性がゼロになるという事だったのか?常に不安な家族の心に安泰は無いのに、可能性すら奪うのかと今また思う。

手術の開始が遅れた時、看護師のかたに呼ばれた。

『少しお話をさせて頂けますか』何のことか、不安を抱きつつ、打ち合わせ室についていった。

『taka34さんの手術に際し、ご家族の寄せ書き(看護師の方々沢山が寄せ書きしてくれたもの)をありがとうございます。』

『taka34さんは今までどういう方でしたか?どんな音楽が好きでした?色々知っておきたいので。』

妻はか細い涙声で『優しい子でした。人に愛されること、嫌われている事を瞬時に感じ取り、味方と敵を分けてしまう不器用な子でしたが、愛されている人には、凄く優しく接する子でした』

看護師さんとの会話が心が優しく慣れ、安堵感のある時間だった。

『未来の可能性を信じているので、とにかく生きていて欲しい。それが親の希望です。常に命に固執しています』

その話をさせて頂き、手術を待った、

手術の終了時間が2時間ぐらい遅くなったが、無事に手術が終わり、面会をした。

顔が見えやすくなったが、必死に生きている顔。辛いだろうなと思える顔。

早く少しでも元気になって欲しい。奇跡を祈る。